観光案内所のカウンターに「入込客数 過去最高」のポスターが貼られている。担当者としては誇らしい数字です。けれど、地元の旅館の女将さんと話すと、ぽつりとこう言われる ——「お客さんは増えたけど、うちはちっとも楽にならないねえ」。 この「数字」と「実感」のズレこそ、今の観光政策が抱える最大の課題です。本記事では、観光を「人数」ではなくデータで考える観光のEBPM(根拠に基づく政策立案)を、やさしく解説します。